約束　＃10 祖母　天翔る馬のように

みつ豆さんとお祖母様(母方)の物語

今回はみつ豆さんの「父方のお祖母様」とのお話です。
→母方のお祖母様とのお話

みつ豆さんの父方は代々、いわゆる地元の名士で
そういう家系に嫁いで家を支え続けた事への尊敬と

子孫を残さない(産まない)選択をされたみつ豆さんのことを
このお祖母様が擁護されている、と
ある霊能者から言われ温かい護りを感じた事から

今回ご依頼くださいました。

お祖母様の想い

透視を始めて最初にみえてきたのが、
「天駆ける馬」のビジョンです。

そしてお婆様が
ご自分の心に刻むようにされていた言霊、
が伝わってきました。

「栄える」ということがどれほどのことか。

不要な傷つけあいや、争いの上に栄華を極めることに
何の価値があるのだろうか？

上に立つため、自分が優れていることを知らしめようとすることに意味はない。

また、畜生より人間の命が上などということもない

生命は、もっと単純で皆に等しいもの。

「後世に名を残す」などとは人のエゴであり、
命の美しさからかけ離れていく行為だ。


お婆様が何故このような心境に至ったかについては不明ですが、
とても聡明な方、という印象を受けました。


この世に「生きた痕跡」を残そうとして
何かを成そうとするのは人特有の生き方ですね

人以外の生き物は、そんなことは考えませんので…

本来は人も、

名も残さず、足跡も残さず、
一瞬通り過ぎていく風の印象で消え去っていくものかもしれません

誰の記憶にも残らない。
誰も思い出さない。
何も成し遂げない。

仮にそういう人生だったとしても、
本人が「生」にひたむきに命を注ぐことができたら、
それは最高に美しい生き方、と言うことができるでしょう。

交わしてきた約束

結論から申し上げると
みつ豆さんとお祖母様の間に
しがらみとか滞っているエネルギーは見当たりませんでした。


お祖母様からのメッセージです

家系を紐解くこと、今まで行ってきたことは
あなたの心に平和をもたらすところで留めておくのが良い。

これにより家系の繁栄を導こうとまでは考えなくて良いでしょう。
自分のルーツを理解し、自分をより深く知る手がかりを得たら、
そのルーツから自由になりなさい。

自由な一人の人間として生きなさい。

私(達)は、あなたに託したいことも、
こう生きてほしいということも何もないのだから。

私は、生を受けた時代に、思い切り、ただ「生きた」

あなたはあなたで、この今の時代を　
ただただ思い通りに生きれば、

後世に何か残すことに意味がないこと、
誰かに何かを託す必要のないことを知るでしょう。

「魂の約束」について、あなたとの間で何の約束もない。
あなたは自由でいてほしい。

「愛」でさえも時には束縛となるから。
何も望まないし、何も託すことはない。

天駆ける馬のように、
大空を吹き抜ける風のように、
大らかに自由でいてほしい。

続いてスピリットガイドからのメッセージです

先祖から受け継いできた、という土台、
そのルーツの上で自分の存在の意義を感じながら

安心して生きたい人もいれば、

その土台が縛りになる人もいる。

(良し悪しということではない)

何の土台もなく空中を漂う風船が我が身なら、
自由の中に危うさを感じて
結びつきを確かめたくなるかもしれない。

でも、与えられた身軽さとその風の気質に
夢や希望を乗せて大きな空を飛んでいって
「ここなら」という場所に根をおろすこともまた、
気持ち次第でできるでしょう

「身軽さ」に
孤独をみるのか楽しみをみるか、

「自由」の不安定さに
恐れを見るかワクワクを感じるか、

は委ねられているし、
あなたはその答えをもう見出しているでしょう。

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